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焼成の新時代到来 るつぼ炉 RCF-1

我が国における素材研究の分野で、高温かつ特殊な雰囲気で焼成するという需要が増えてまいりました。これまで高温中で雰囲気を維持しながら攪拌でき、なおかつ容器が交換出来るものが存在しませんでした。
応用範囲として、吸着剤、固体触媒、イオン交換体など機能性多孔質材料の合成及び、細孔構造体などのナノテク分野や、高効率電池材料、セラミックス、電子材料などがあります。この装置の完成により、日本の素材研究の分野は、新しい時代を迎えることになるでしょう。
■従来の高温焼成における問題点
回転部分が交換出来ないので、こびりつくと処理が困難でした。
金属の容器を使用しているため、析出等コンタミの恐れがあり、また高温で強度が落ちるため、温度の限界がありました。
シール部が高温部にあるので、弾性体が使用出来ず、真空に対応不能でした。そのためパージガスを多量に消費しました。
温度センサーを回転側から取り付ける必要があるので、細長くなり強度が保てない上、品温センサーを先端で曲げる必要がありました。
投入排出時に高温の蓋の開閉が必要なので危険でした。
回転部が露出しているため、容器内部に大きな温度差が生じました。
炉体を傾けて排出するため、粉が飛散しました。
長い筒の中央部だけを加熱するというタイプのものは、温度分布や、接粉部の状態がどうなっているか不安定であり、ショートパスの可能性があり、均質さに疑問がのこりました。

るつぼ炉
特許出願中

■るつぼ回転炉の特徴
今回の開発をしましたるつぼ回転型熱処理機は、高温、シール、攪拌、非金属容器という条件を同時に全てクリアしました。
容器交換可能
容器が交換可能であり、耐熱鋼、セラミック、耐火煉瓦等、用途にあわせた材質が選択出来ます。
傾斜式回転攪拌機構
粒子を壊さずに粉体が攪拌出来るので均一度が高い焼成が可能となります。
釣り鐘式炉体構造
マッフルは耐熱鋼SUS310S、断熱材にセラミックウールを使用し、1050℃までの高温焼成が可能です。
高機密性
高いシール性により、雰囲気制御が可能です。炉体のパッキンにオーリングを使用し、シール部分を水冷する事により完全なシールを実現いたしました。還元雰囲気や不活性雰囲気、真空雰囲気で焼成する事が可能となりました。

■るつぼ炉断面図

るつぼ炉詳細ページ攪拌テスト写真操作方法のページ

   
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